ポイントサイト最大手の一つ、ハピタスから遂にプリペイドカードが誕生しました。
その名も『Pollet(ポレット)』。この記事でそのメリット・デメリットを考察していきたいと思います
- 概要
- ポレットの特徴
- ポレットのメリット
- ポレットのデメリット
- 使い方
- サービス開始記念キャンペーン(2017/3/7~5/31)
- クリスマスキャンペーン2017(2017/12/24~12/25)
- 提携ポイントサイト①ポイントインカム
- 提携ポイントサイト②ちょびリッチ。
- 提携ポイントサイト③warau
- 提携ポイントサイト④LINE Pay
- まとめ
概要
Pollet(ポレット)とは?
ポレットとは、2017年3月7日よりサービスが開始された、VISAブランドのプリペイドカードのことです。
プリペイド(pre-paid)カードの文字通り、事前にチャージ(入金)した金額内での決済に対して利用する事が出来ます。
ポレットはVISAブランドですので、国内外約4000万のVISA加盟店で利用する事が可能です。一般的なプリペイドカードと同じく、毎月支払われる各種公共料金など一部の店舗やサービスでの利用が出来ませんが、それ以外の場所ではクレジットカードと同様に使えます。
どこが発行してるの?
ポレットの運営母体は株式会社オズビジョンの子会社である、株式会社polletです。
・ポレット株式会社(https://www.polletcorp.com/)
ピンと来た方もいらっしゃるでしょう。そう、このオズビジョンは大手ポイントサイトである、ハピタスの運営会社なのであります。そのため、ポレットは既存のハピタスユーザーにとって、かなり使い勝手が良いカードとなっています。
ポイントサイトであるハピタスについてはこちらでも記事を書いています。簡単に言えばお小遣いやマイルを通常より早く多く貯められるサイトなのですが、ご存知ない方は先にまずご一読下さい。
なお、VISAプリペイドカードの発行は株式会社セディナが担当しています。
三井住友フィナンシャルグループの、クレジットカード事業をメインにしている会社です。
ポレットの特徴
それでは早速、ポレットの特徴を見ていきましょう。
ハピタスポイントでチャージ出来る
ポレットはプリペイドカードですから、利用するためには事前にチャージ(入金)が必要です。
ポレットの場合、その手段は4つあります。
- ハピタスポイント
- クレジットカード
- pay-easy(ペイジー)
- 提携ポイントサイトのポイント
最大の特徴は何より、ハピタスポイントでチャージ出来ると言う点でしょう。
ハピタスの既存ユーザーには既知の話ですが、ハピタスポイントには月ごとの利用上限額があります。すなわち、毎月最大3万ポイントまでは現金や他のポイントサービスに交換・利用する事が出来るのですが、それを超えての利用が出来ません*1。
つまり、毎月3万ポイント以上貯めている人にとって、これまでは沢山ポイントを貯めて使おうにも使えないと言うジレンマがあったわけですね。
しかし、ポレットの登場によってその心配も(ほとんど)無くなります。ポレットへのハピタスポイントのチャージ上限はなんと月30万ポイント*2!!また、ポレットには最大100万までのチャージが可能ですので、大部分の利用者は貯めたポイントを使い切る事が、時間はかかりますが出来るようになります。
また、ライトユーザーにも朗報です。ハピタスポイントでのチャージは1ポイントから可能となっています。これまで交換に必要な最低ポイント数は300でしたから、そこまでハピタスを利用していないライトユーザーにとってもポイントを使いやすい設定となっています。
更に、現時点では詳細は未定なものの、いずれは他のポイントサイトのポイントからも、チャージ出来るようになるそうです。複数のポイントサイトに分散されたポイントを集約化する事が出来れば胸熱ですね。続報に期待しましょう。
2017年4月11日、ポイントサイトの1つである『ポイントインカム』が提携したことが発表されました。
ポイントインカムのポイントは10Pt=1円ですが、これを5000Pt単位で移行する事が出来ます。
チャージ時に0.5%ボーナス付与
一般的なプリペイドカードの場合、利用額に応じたポイントが後日付与されることが多いです。
しかし、ポレットの場合は順番が逆になり、チャージした瞬間に0.5%のボーナスが発生します。例えば10000ポイントチャージした場合は、その場で10050ポイントが入金されることになるわけですね*3。
どちらが良いかは人によって好みが分かれるところですが、ポイント先付の方が使い切るのが楽だと、個人的には思います。
なお、このチャージ時のボーナスはハピタスポイントでのチャージに限った話ではありません。クレジットカード、pay-easyでのチャージでも同様に0.5%のボーナスが加算されます。
タッチ数回で簡単チャージ
ポレットへのチャージはとても楽チンです。専用のスマホアプリが必要で、初めて起動するときに初期設定が必要ですが、それが終われば面倒くさいポイント交換手続きを経る必要はありません。チャージしてから最大2時間以内に反映されます。
オートチャージ機能はありませんが、毎月3万ポイントは別枠で使いたい人にとってはその方が使いやすいでしょうね。
かんたん発行
ポレットはプリペイドカードですから、与信審査は不要です。12歳以上*4なら誰でも直ぐに発行出来ます。
もちろん、発行手数料は無料。年会費も当然無料です。
ポレットのメリット
特徴をみたところで、ポレットのメリットを考えてみましょう。
毎月3万以上のハピタスポイントが使える
ハピタスポイントは幾ら獲得しても月ごとの利用上限が3万であったため、ヘビーユーザーは、使いたくても使えないポイントがどんどん加算されてきたわけです。
しかし、ポレットの登場によって、毎月33万ポイント(通常3万+ポレットへのチャージ30万)まで利用出来るようになりました。月3万ポイント以上稼げるユーザーはそれなりにいるでしょうから、彼ら/彼女らにとってはこの上ないサービスと言えるでしょう。
クレジットカードの還元率を0.5%上げる…?
前述の通り、ポレットへはクレジットカードからのチャージも可能です。クレジットカードからのチャージの場合、1度にチャージ出来るのは50万円まで。ポレット自体には100万までしかチャージ出来ませんが、月ごとの利用上限は無いようです。
2017/12/28追記:
2018/1/24より、1回あたりのクレジットカードチャージ上限額が従来の50万円から5万円に引き下げられる事になりました。
なお、チャージに使えるのはMasterCardまたはVISAのみです。JCB/AMEX/Dinersブランドのカードではチャージ出来ませんのでご注意下さい。
また、セディナ(株)以外が発行したカードでのチャージおよびpay-easyからのチャージは1回300円の手数料がかかります。2018/1/24以降は1回のチャージ額上限が50000円となりますので、もらえるボーナスは250円。手数料負けしますので、Cedynaブランドのカード以外でのチャージはしてはいけません。ご注意下さい。
なおこのとき、クレジットカードの利用ポイントは通常通りつくらしいですが、手数料負けしますのであまり意味は無いですね。
ポレットのデメリット
では逆に、ポレットのデメリットは何でしょうか。
コンスタントに月3万ポイント稼げないユーザーには向かない
ハピタスユーザーの何割にあたるか分かりませんが、いわゆる陸マイラーにとってハピタスポイントは現金としてではなく、マイルに交換して使いたいもの。
以下の記事で解説していますが、ソラチカルートと呼ばれる行程を経てANAマイルを獲得するのが王道の手段となっています。
そのような陸マイラーにとって、月3万以内のハピタスポイントは全てANAマイル*5に交換したいところですから、ポレットに交換するのは得策では無いでしょう。
また、ポイントサイトのユーザーの大半は、マイルではなくお小遣い欲しさに利用している事と思われます。マイルなんていうのは使い道が限られていますから、それに比べれば現金化する方がよっぽど使い勝手が良いですよね。
しかしその場合でも、ハピタスポイントをポレットにチャージしても、0.5%しかボーナスが付きません。それよりも、ハピタスポイントを一度ドットマネーに交換し、更に他の電子マネー・各種ポイントに交換した方が、お得である場合が多いです。
ドットマネーでは良くキャンペーンをやっており、ポレットで0.5%ボーナスを貰えるよりもお得な交換先が見つかる事が多いため、ポレットにチャージする理由にはあまりならないと思います。
クレカ・pay-easyからのチャージで手数料300円
セディナ発行のクレカを除き、チャージの度に300円の手数料を必要とします。0.5%のリターンを得ても、60000円未満だと損をする計算です。
2018/1/24以降、1回のチャージ上限がクレカの場合は5万円に改悪されますから、セディナが発行していないカードでのチャージはまったくオススメ出来ません。
雑所得として申告の必要がある?
ポイントの収入は現状、雑所得として計上する必要があるか、つまり税金を納める必要があるかどうかについてはグレーゾーンと言われています。これまでは交換上限もありましたし、現金化と言っても高が知れる金額でした。
しかし、今回ポレットを利用する事で毎月30万以上も現金同然の収入を得る事が可能となってしまいます。今すぐにどうこうと言う事は無いでしょうが、長期的に見てポイントやマイルに対する課税が始まる、その下地になってしまう可能性はあるかもしれません。
まぁ心配しすぎな気もしますけどね。そうなったとき改めて考えても良いでしょう。
使い方
では早速、ポレットを準備して使ってみましょう。
①ハピタスに入会する
既に会員の方は飛ばしてください。まだ会員でない方は、下記のバナーから登録出来ますし、他の同様のサイト・ブログにあるバナーでも同様に登録出来ます。
参考までに、ハピタスでマイルを貯める、解説記事はこちら。
②アプリをダウンロードする
まずはポレットアプリをダウンロードしましょう。webからでは初回の登録は出来ません。
上記リンクからダウンロード出来ます。もちろん、アプリも無料です。
③アプリ起動・初回登録
早速アプリを起動しましょう。以下、スクリーンショットが続きます。
基本は、流れに沿って入力すれば良いです。
起動すると「ようこそ」
まずは、と言いますが、現状はまだハピタスだけです。
だそうです。
同意して始めましょう。
仕様なのか、現状だけなのか、初回の登録はハピタスからだけしか選べません。
ハピタス。
ログインしましょう。
秘密の質問は、ハピタスユーザー毎に異なると思います。
数ヶ月かけてためた、なけなしのポイントです。決まった金額のボタンもありますが、直接入力出来るので必要性が…
ハピタスからは、月30万の交換上限があります。
30001ポイント、交換申請してみます。
※注意※
この時の初回チャージ額が、後述する期間限定5%ボーナスキャンペーンのものとなります!
ポレットが実際に手元に届いてからのチャージでは0.5%しかボーナスは付きません!
十二分に注意してください!
ボーナス込みで加算されます。ボーナス分は小数点以下切り捨てのようですね。チャージをするなら200ポイント単位でやるようにしましょう(初回以降、0.5%ボーナスの場合)
チャージが終わると、ポイントの交換受付メールがハピタスから届きます。
続いてポレットの登録用メアドを入力します。ハピタスのものと異なっても大丈夫だと思いますが、わたしは同じアドレスにしました。
メールが先ほど登録したアドレスに届きます。
メールに記載されたurlをクリックし、セディナのページからカード発行申し込み手続きを行います。
④セディナ/ポレット専用ページで利用者登録とカード発行
セディナの専用ページにアクセスして、手続きを進めます。
・利用規約に同意
残念ながら、利用規約16条の禁止行為9項に、「利用者自身や他人のホームページにおける専用ウェブサイトの全部または一部の掲載」 とあるので、この先は画像なしで説明します。
・個人情報の入力
プリカですから、個人情報の入力が必要です。本人確認書類の提出もしなければなりません。
・登録完了
一番始めに登録したメアドに、利用者登録完了の通知が来ます。入力などに不備がなければ、しばらくしてポレットが発行され、送られてきます。
⑤カード発送と注意点
さて、利用者登録が済んで暫くすると、アプリの方での画面が変化します。
登録前
↓
登録後。無事、カードが発送されるようです。
3日ほどで、カードが届きました。が。
これ、普通郵便で郵便受けに投函されます!!
プリカを他に作った事ないんですけど、これって普通なんですか?
最大300000+15000円相当がチャージされていると言うのに…
⑥カードが届いたら有効化する
ポレットが届いたら、アプリを起動し、「使い始める」ボタンをクリック。
会員番号と、発行手続きの時に決めたパスワードを入力します。
会員番号はポレットのカード番号とは別です、裏面の右下に書いてある番号ですからね!(←勘違いしたひと)
認証して、残高の周りが緑になれば設定完了です。この状態で、ポレットを実店舗で使ってみましょう!
⑦クレカでチャージする
残高が足りなくなったらチャージします。クレカでのチャージ方法について説明しますね。
残高の下、ハピタスマークの右側をクリックします。
現状ではハピタスとクレジットカードのみ。
2017年4月11日より、ポイントインカムからのチャージも可能となりました。
クレカを選択すると注意点が。
・0.5%ボーナスは翌月末に付与されるよ
・手数料は1回300円だよ
とのことです、ご注意を。
このあと、会員専用サイト(前述のセディナの専用ページ)に移動し、クレカの登録をしてチャージをします。クレカの場合はチャージ金額は1000円単位。60000円チャージしないと、元は取れません。
⑧使う
VISA加盟店で使います。クレジットカードのように使えますので、がんがん使ってみましょう。コンビニでも、ネットショッピングでも、VISA加盟店なら基本的に使えます。
チャージ残額が少なくなったら、ハピタスポイントまたはクレジットカードでチャージしましょう。
サービス開始記念キャンペーン(2017/3/7~5/31)
さて、こんなに魅力的なポレットですが、サービス開始を記念したキャンペーンが行われました。
期間中、Pollet(ポレット)を初めて申込する方で、ハピタスから交換チャージすると初回チャージに限り、 5%(2回目以降のチャージは0.5%)増量されて、カード残高に反映されます。
ハピタスポイントからの初回チャージに限り、通常0.5%ボーナスがつくところが、5%もボーナスが付きました。
ハピタスポイントの1回チャージ額上限は月上限と同じ30万ポイント。最大額チャージすれば、その5%である1万5000ポイントが初回に限り付いてしまうんです。
注意点として、クレジットカード、pay-easyからのチャージには適応されません。また、初回チャージだけで2回目以降のチャージでは通常の0.5%ボーナスになってしまいます。
またこの初回チャージキャンペーンボーナスは、アプリをダウンロードして初期設定する時のチャージが対象となります。その点も、注意しましょう。
クリスマスキャンペーン2017(2017/12/24~12/25)
2日間だけですが、ポレットへのチャージで5%ボーナスキャンペーンが再来です。
条件は、ハピタス/ポイントインカム/ちょびリッチ。/ warau を含むポイントサイトと、LINE Payからのチャージをすること。クレジットカードまたはPay-Easyでのチャージはキャンペーンの対象外です。また、LINE Payではチャージ額5000円まで(ボーナス250円)となっています。
どのポイントサイトからでも5%つきますが、ボーナスが付くのは最初の1回のみ。複数サイトから移行しても最初の1回分にしかつきませんのでご注意を。
提携ポイントサイト①ポイントインカム
2017年4月11日より、『ポイントインカム』というポイントサイトのポイントも、ポレットにチャージする事が出来るようになりました。
ポイントインカムのポイントは10Pt=1円です。1回のチャージは5000Pt単位で1日100000Ptまで。ポイントインカム自体、1日1回1万円相当までのポイント交換しか出来ません*6ので、必然的にポレットへのチャージも1日1回のみとなります。
また、ハピタス同様に、初回チャージボーナスキャンペーンを行っています。
こちらも、2017/4/11〜5/31までの間の初回チャージに限り、通常0.5%のボーナスが5%となります。
とはいえ、ポイントインカムの場合は前述の通り、1日100000Ptのチャージ上限がありますので、あまりありがたみは少ないですね…
まだ利用されてない方で興味があれば、こちらから登録してもらえると嬉しいです。
バナー経由で登録すると1000pt貰えますが、わたしの子会員になります。
癪に思われる方は、下記の公式サイトから直接登録してください。
ちなみにわたしは、ポイントインカムではぐるなびのグルメポイントだけ利用してます。現時点で一番還元率が高いのがここですからね。
グルメポイントの詳細はこちら。
提携ポイントサイト②ちょびリッチ。
提携ポイントサイト③warau
提携ポイントサイト④LINE Pay
少しずつ、チャージ出来る提携ポイントサイトが増えてきました。
まとめ
もう一度、ポレットの特徴をおさらいしますね。
- ハピタス親会社が発行するVISAプリペイドカード
- ハピタスポイントを月間1ポイントから30万ポイントまでチャージ出来る
- クレカ*7やpay-easy、他のポイントサイトからもチャージ出来る
- チャージ上限は100万まで
- チャージ時に0.5%のボーナスが付与される*8
- 発行手数料・年会費ともに無料、審査も不要で12歳*9から誰でも使える
- 入会キャンペーンをやっている場合はカード発行時のチャージ額の5%をボーナスプレゼント
毎月3万ポイント以上のハピタスポイントを稼げる方にはオススメです。それ以外のライトユーザーは、魅力的なキャンペーンが来るまで待った方が良いと思います。
ハピタス堂書店
ハピタス堂書店での支払いではハピタスポイントが上限なしに使えます。
ポレットにハピタスポイントをチャージしてから、ハピタス堂書店の決済に使う事で、通常より0.5%還元率をアップさせる事が出来ます。若干面倒くさいですけどね。