JGCを獲得するための努力、いわゆる「JGC修行」をされる方の心配の多くはその費用にあります。費用削減の方法として割安なルート考案が行われますし、またその費用を捻出するための節約術が多々あります。
今回は費用捻出にふさわしい、ふるさと納税の納税先自治体2つを紹介したいと思います。
前書き
JALふるさとへ帰ろう航空券(クーポン)
2016年10月より、JALが始めたふるさと納税です。特定の自治体に寄付をする事で、航空券代に利用出来るポイントを得る事が出来るサービスです。
この詳しい内容については以前解説してあります。
人気修行路線
一方でドメ専(国内線専門)のFOP派修行尼僧が好むのが那覇空港を絡めた路線となります。2017年修業中のわたしも好んで利用しております。
いわゆるFOP単価というものが良いからですね。総じて、沖縄路線は単価が下がる傾向にあります。
つまり、この2つの要素を組み合わせる事が出来れば、修行費用の削減が出来る事になります。
以前は沖縄県宮古市だけが参画していたのですが、納税額に対する返礼品の額(=還元率)が18%とあまり芳しくなかったために、経費削減案は疑問視されてきました。
しかし、2017年になって2つの自治体が参入したことでその有効性が見直される事となりました。
大阪(関空)利用者にオススメ『奈良県曽爾村』
奈良県のほぼ中央に位置する曽爾村(そにむら)。人口約1500人の小さな自治体です。
オススメの利用は何と言ってもその返礼品の還元率。
驚異の65%還元!(総務省のお達しとは何だったのか)
しかも、JALのふるさとへ帰ろう航空券では通常、最低寄付額(10000円)の時の返礼率が下がるのですが、曽爾村は常に65%還元です。寄付額50000円というハードルがありません。
関空から那覇へは1日3便と伊丹よりも便数が多いのも嬉しいところ。1日2往復だって出来ちゃいます。FOP単価は下がりますが新千歳路線も3便あるなど利便性もOK。
※2018/6/16追記※
2018年7月末を以て、返礼品の見直しがなされる=終了との話です。有効期限は1年ですので、今のうちに申し込むことは出来ます。残念ですね…
それ以外の利用者にオススメ『鹿児島県南種子町』(※追記あり)
種子島の南側に位置する町です。鉄砲伝来の碑やJAXA種子島宇宙センターがあります。
オススメの理由はその還元率(最大45%)もさることながら、その利用範囲の広さにあります。
赤線のところをみてください。
・九州管内全域(離島も含む)空港JAL(日本航空)国内航空券にご利用いただけます。
離島を含めた九州管内全域、ってことは那覇空港でも大丈夫と言う事です。種子島が行程に入っていなくても構わないようです。
誤表記かと思ってJTB旅の予約センター(0570-033-130)に電話して確認してみましたが、大丈夫との事でした。
最大の返礼率(45%)を得るには50000円以上の寄付が必要ですが、関空を利用出来ない修行僧にとってはかなり魅力的な寄付先だと思います。
※追記※
2017年11月1日現在、対象となる空港に修正が入っています。沖縄県、福岡県の各空港発着便が対象外となってしまいました(残る九州六県発着なら利用可能です)。Fクラスのある路線への適応がなくなったのはとても残念ですね…
まとめ
以上、那覇空港を利用するJGC修行に特化したふるさと納税先『奈良県曽爾村』と『鹿児島県南種子町』のススメでした。
もちろん、修行以外の目的で空港を利用する際にも利用出来ます。マイラーが実費で航空券を購入する事はあまりないかも知れませんが、なにかの折に参考になれば幸いです。
なお、南種子町の九州管内空港全域OKはそのうちしれっと修正される気がします修正されてしまいました…利用する際は十分ご注意下さい(一応、鹿児島県和泊町も沖永良部空港と鹿児島空港、どちらの発着でも良いとはなっているので、南種子町も大丈夫だと思うのですが)
参考
ANAのSFC修行の場合は千葉県芝山町があります
他にもふるさと納税で得する方法があります
修行は費用をケチらず、楽するのが良いと思います