2017年JGC修行のルート検討。
今回は羽田〜小松線と羽田広島線、この2つを比較してみたいと思います。
はじめに
何故この2路線?
まず、何故この2路線を選んだかと言う事ですが、これはひとえに「JALのふるさと納税 〜JALふるさとへ帰ろうクーポン〜」というものの対象路線だからです。
これは以前、利用についてを検討しています。
この時の要点は、
- ふるさと納税の返礼品に航空券代に利用出来るクーポンがある
- この際FOP/マイルは通常通り獲得出来るので修行費用の節約が図れる
- 還元率では広島(45%)は小松(36%)より有用そう
というものでした。
JALキャンペーンの存在
還元率だけなら広島や、奄美などの鹿児島県内の空港を利用するのがいいのですが、JALは定期的にキャンペーンをやっています。2017年1〜3月の期間においては、小松空港の利用便が修行に有用との話が出てきました。
ここらへんの話は id:mairu-de-hawaii さんがとても詳しくまた分かりやすくまとめられております。
5往復時に1搭乗あたりの内訳は次の通りです。
・12,690円(羽田-小松 特便割引1 普通席)
・1216FOP (316+400+ボーナス500)
・658マイル(フライトマイル158マイル+ボーナス500マイル)
・400ポンタプレゼント
・600eJALポイント
がもらえる計算となります。
これらのキャンペーンボーナスを含めると、小松路線はかなり良い、という話でした。
今回は、ここに更に「JALふるさとへ帰ろうクーポン」を併用した上で、どちらがよりお得かどうかを考察してみたいと思います。
比較してみた
①羽田〜広島路線
少し先の価格表ですが、特割21の普通席が片道12290円で、この時得られるFOPは1022です。詳しくは以下のシミュレータから。
JALマイレージバンク - マイル数(Pontaポイント)をしらべよう!
先得は数百円しか違わない一方で400FOPも減算されるので、特割21の方がよいでしょう。
さて、同時期に行われているキャンペーンでこの路線が対応しているのは、以下のものです。
4回搭乗以降、2回毎に2000eJALポイントを獲得出来ます。14回だと特別に15000ポイント。今回の試算では14回搭乗する事にしましょう。
次はこれ。
重複ボーナスはもらえないそうなので、今回は「マイル」を選択すべきですね。
これも、14回搭乗分もらえるとしましょうか、6000マイルです。
キャンペーン分は以上です。
14回分をまとめると、
費用:12290*14=172060円
獲得マイル:フライト311*14+ボーナス6000=10354マイル
FOP:(622+400)*14=14308FOP
eJALポイント:15000eJALポイント
ここの費用から、ふるさと納税で得られるクーポン代を引いてみます。今回は条件を統一するために、50000円のふるさと納税予算を計上しておきます*1。この時、広島路線で利用出来る航空券クーポンは45%の22500円。
また、1マイル=1.5円、eJALポイント=1円の価値があると仮定すると、
14308FOPを獲得するのに必要な金額は、
172060-(22500+10354*1.5+15000)=172060-53031=119029円、
FOP単価にすると8.32円となります。
②羽田〜小松路線
繰り返しになりますが、この記事を再度引用します。
5往復時に1搭乗あたりの内訳は次の通りです。
・12,690円(羽田-小松 特便割引1 普通席)
・1216FOP (316+400+ボーナス500)
・658マイル(フライトマイル158マイル+ボーナス500マイル)
・400ポンタプレゼント
・600eJALポイント
がもらえる計算となります。
さて、小松路線もクーポン対応と言いましたので、それも出費から削っておきましょう。条件は同じ50000円の寄付で、こちらは36%還元ですから18000円分のクーポン獲得。pontaポイントは1ポイント=1円と換算します。
こちらは全10回搭乗です。12160FOP獲得に必要な費用は、
12690*10-(658*10*1.5+400*10+600*10+18000)
=126900-(9870+4000+6000+18000)=89030
で、FOP単価は7.32となりました。
小松路線の欠点
この様に、小松路線はふるさと納税を併用する事で更にFOP単価を下げる事が出来ます。しかし、一方で欠点もあります。
それは、このクーポンを利用するには専用ダイアルに電話して代わりに予約してもらうしかないのですが、それは6日以上前でなければ出来ないのです。
【志賀町】JAL ふるさとへ帰ろうクーポン(36,000点分) | 石川県志賀町 | ふるさと納税サイト [ふるぽ]
② JALふるさとへ帰ろう」クーポンへ交換いただいた後、JTB旅の予約センター:0570-033-130(09:00~20:30)へご連絡いただきご希望フライトのご予約手続きをお願い致します。
お電話お申込みの際には、ご本人様確認のため“ふるぽ会員ID”を必ずお手元にご用意下さい。
※JTB各店頭・提携販売店・JALホームページ等などのインターネットからのお申し込みは出来ません。JTB旅の予約センターのみの受付です。
※受付締切は予約期限の5日前です。
特割1の購入締め切りは搭乗前日ですから、その5日前は搭乗の6日前ですね。
そもそもこの路線の最大の魅力は、搭乗前日と言う計画の立たない中で良単価路線を利用出来る、という点にありますから、現在のクーポンの利用条件とはいまいち噛み合いません。
まとめ
両者を比較したところ、返礼品の還元率が低い小松路線の方が、FOP単価としては良くなるという結果が出ました。搭乗も10回で済みますしね。
ただし利用については、直前まで購入を保留出来る「特便1」を利用するのに不便だと言うデメリットもあります。
もちろん、広島路線に還元率の高いふるさと納税クーポンを利用し、小松路線は通常通り特割1を購入する、というやりかたもあります。しかし、その際の総FOP単価は8.54、うまいこと羽田〜那覇ファースト往復を予約した方が良かったりしますので、どっちが良いかは時と場合に依るでしょうね。
以上、羽田〜小松/広島路線の単価効率を比較してみた、という記事でした。
皆様、楽しいJGC修行ライフを。
*1:この額は支出には含めません