皆さん、パスポートは持っていますか?
毎年海外旅行に行く方。
SFC修行、OKA-SINタッチなどのインターでPP単価効率を究めんとする方。
仕事で世界中を飛び回る、「マイレージ・マイライフ」の主人公のような方。
そんな方々は当然、既に持ってらっしゃるでしょうが、一方で海外に行ったことがない方もいるでしょう。
今回はパスポートの申請の仕方などを、ざっくりぼんやり説明したいと思います。
パスポートとは
まず、パスポートとは何ぞや、という話から。
パスポート(英: Passport)または旅券(りょけん)とは、政府ないしそれに相当する公的機関が交付し、国外に渡航する者に、国籍及びその他身分に関する事項に証明を与え、外国官庁に保護を依頼する公文書である。 パスポート - Wikipedia
簡単に言ってしまうと国が発行する国際的な身分証明書の一つですかね。どの国も身元の怪しい人間は入国させたくない訳で、その身元を国が保証しますよ、という証明書というわけです。なので、他国に行く時は持っていく事が必須となります。入出国審査の時に見せますよね、あれです。
日本の場合、パスポートには期限の異なる2種類があります*1。有効期限が5年のもの(紺色)と、10年のもの(赤色)です。20歳以上の場合はどちらか選べますが、19歳以下の場合には5年用しか発行できません。有効期限によって値段が違ってくるので、発行の際は自分の渡航予定に合わせて選ぶと良いでしょう。
パスポートを発行する
今回、わたしも実際にパスポートを発行してきました。
ちなみに、パスポートには更新と言う概念がなく、その際は切替新規発行と言って新たに作り直す事になります*2。なおこの時、パスポート番号も変更になりますのでご注意ください。
発行する場所
パスポートは自分の居住する各都道府県で発行します*3。詳しい場所については上記の外務省HPでご確認ください。わたしは都民なので以下は東京の話となります。
東京の場合、新宿・有楽町・池袋・立川に窓口があります。今回は有楽町に行って来ました。
JR有楽町駅目の前にある東京交通会館。その2階に窓口があります。
申請の仕方と必要なもの
フロアマップです。酷い画質ですが勘弁してください。
青枠で囲った窓口に行ったらまず、発行したいパスポートが5年用か10年用かを聞かれます。申請書を受け取ったら記入例を見ながら記入します。
記入が終わったら、受付をします。この時必要なものは、
- 申請書(今記入したもの)
- 顔写真(パスポートサイズ=45mm*35mmなど、条件多数あり)
- 初回発行の場合は運転免許証などの身分証明書。切替新規発行の場合は現在持っているパスポート
- 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行したもの)
となります。顔写真は持ってくるのを忘れても入り口周辺に写真屋がいくつかあります、が、値段が高いので予め準備しておくと良いかもしれません。
戸籍謄(抄)本は切替新規発行の際は不要ですが、初回発行や戸籍変更の際には必要です。このとき戸籍謄(抄)本の原本は返却されないのでご注意を。
書類が揃っていれば、番号札を受け取りますが、夏休みの時期はかなり混みます。わたしの時は100人以上の順番待ちでした。
自分の番号が呼ばれたら、係員と書類の確認をします。問題がなければ「旅券引換書」を受け取って申請手続きは完了です。6営業日で出来るようですから、連休などが間にある場合は1週間以上かかる場合がありますね。計画的な海外渡航の場合は早めに申請しておきましょう。
蛇足ですが、室内は撮影禁止ですよ。
パスポート受領の仕方
「旅券引換書」には交付予定日がかいてあります。その日以降に受け取りに行きましょう。6ヶ月過ぎると失効するので忘れないように。
受取時に必要なものは、
- 旅券引換書
- 旅券手数料(都道府県手数料+収入印紙)
- 場合によっては身分証明書(まず不要)
です。また、旅券引換書には自身で署名する欄があるので、受け取ったらとっとと署名しちゃいましょう。
さて申請から1週間後、再度交通会館に向かいました。
まず赤い枠で囲った東京都手数料取り扱い窓口に寄って、旅券引換書をみせます。
ここで、東京都に支払う手数料2000円を現金で支払います。クレカなどは使えません。支払うと旅券引換証に「支払い済み」と判を捺してくれます。
また、持参していない場合には収入印紙もここで買えます。これについては後述。
収入印紙を旅券引換書に貼り付けたら、黄色枠で囲ったパスポート引換窓口に行き、引換書を渡します。
署名がある事、支払いが済んでいる事を確認したら名前が呼ばれるまで待ちます。
受け取りはとても早く、5分もしないで名前を呼ばれます。生年月日などで個人を確認したのち、パスポートの表記が間違っていない事を確認したら完了です。
おめでとう!晴れてパスポートゲットだぜ。
左が古い方。失効した事を示すパンチ穴が空けられています。
パスポートが更新できたら
ここで手続きはお終い、と言いたいところですが、場合によっては他の手続きが必要だったりします。
例えば、現在アメリカ合衆国に渡航する場合はESTA、カナダに渡航する場合はeTA(いずれも電子渡航認証システム)の申請が必要となります。他の国や地域でも場合によっては、それぞれ申請が必要だったりします。これらの申請にはパスポート番号の入力が必要ですが、パスポートを更新するとこの番号が変わってしまうんですね。つまり、再度の申請が必要となりますので、忘れないように。
他にも何かあれば、おいおい追記します。
パスポート発行でマイルを拾おう
最後に。マイラーブログらしく、マイルの話もしましょう。
パスポートの発行の費用については前述した通りです。
- 都道府県手数料:2000円
- 収入印紙:14000円(5年だと9000円、12歳未満は4000円)
東京都の場合、都手数料は現金払いしか出来ません*4が、収入印紙については持ち込み可となっています。つまり、自分で用意して持って行けばそれを使えるという訳です。
この収入印紙、ご存知かも知れませんが郵便局や銀行以外でもコンビニなどで売っています。もうわかりますね。
実はこれ、nanacoで買えるんです。
わたしの行動範囲内のセブンイレブンでは、200円のものしか扱っていませんでした。14000円分=70枚の在庫があるか、あやしかったので3店舗はしごしました。
当然、印紙の購入ではnanacoポイントはつきませんが、nanacoへのチャージでは使ったクレジットカードのポイントが付きます。わたしはECナビプラスカードを使っているのでANAマイルへの還元率が0.99%。パスポート発行で約140マイル獲得です。
また、道府県によっては手数料2000円を道府県収入証紙で支払えるようなのですが、これもセブンイレブンで売っている場合があるみたいです。お住まいでどうなっているか、是非一度確認してみてください。
枚数が多くても、旅券引換書の裏に全部貼れば問題ありません。わたしの場合は係の人に「裏面」と書き加えてもらいましたのでご安心ください(心配なときは、申請のタイミングで係の人に確認しておくと良いでしょう)。
まとめ
- パスポートを発行しないと海外に行けない
- 発行には1週間近くかかるから準備は早めに。できれば夏休みは避ける
- パスポート番号が変わるので、必要な手続きを忘れない
- 収入印紙をセブンイレブンでnanacoで買えばマイルもついでに貯まる
以上です。みなさん、安全で楽しい海外旅行を過ごしてくださいね。
参考
ずーむ(id:ana-zoom)さんが、申請書の記入事項を含め更に詳しく解説しておられます。