つめみこブログ

マイルをつめで拾ってみでこぼす。略してつめみこブログ。SFC修行やマイラー活動やその他色々。

ひたすら楽してJGC

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赤いやつは3倍速い、とは言うものの、いくらなんでも青組が3日でSFC修行が出来るからと言って、赤組が1日で解脱できるとは到底思えません。
まぁ、あれはあくまで「3倍くらいの気分」ですから、深く考えずにいきましょう。

 

 

 

下準備

さて、JGC修行には2通りの方法があります。

SFC修行と同様、1暦年に50000FOP*1を貯めるか、
あるいは50回JAL系列便に乗る*2か、というものです。
1年に50回も飛行機に乗るのは楽でもなんでもないですから、ここでは50000FOPの獲得を目指します。

 

必要FOP削減法その①

50000FOP獲得が条件とは言いますが、JALのクレジットカードを持っている場合、その年の初回搭乗時に5000FOPのボーナスが加算されます。

JALマイレージバンク - JALカード会員限定 初回搭乗 FLY ON ポイントボーナスキャンペーン

JGC修行をするからには当然搭乗しますので、無条件でこれは達成できます。

 

必要FOP削減法その②

りそな銀行では2016年より、「りそなJALスマート口座」というサービスを開始しました。

特定の口座を開設すると、開設初年度に限り、初回搭乗時に1000FOPのボーナスが付与されます。

上の記事でも触れましたが、このキャンペーンが2017年以降もあるかは現段階では不明です。しかし、もし仮にこれが続けば、今後は2つのキャンペーンにより労せず6000FOPを稼ぐ事が可能です。

 

したがって、これ以降は目標FOPを44000として、話を進めて行きたいと思います*3

 

 

座席考察

当たり前ですが、良い席であればそれだけFOPも貯まります。

一番FOPが貰えるのは運賃1で航空券を購入した場合で(以下、特に断りがなければ全て運賃1として扱います)、その時の獲得FOPの計算式はこうです:

FOP=区間マイル*(1+座席ボーナス)*2+400 

区間マイルについては、公式サイトで見る事が出来ます。

JALマイレージバンク - JAL国際線区間マイル表

また、座席ボーナスとして、Jクラスだと10%、ファーストクラスだと50%がつきます。

つまり、楽を考えるなら、座席設定がある路線ならファーストクラスまたはJクラスを利用するのが基本となります。

 

しかし、ANAの便と異なり、JAL便の場合にはファーストクラスの存在する便は限られています。というか、ほとんどありません。

ファーストクラス対象便 - JAL国内線

なんと、羽田発着の4路線(羽田〜大阪、福岡、札幌、沖縄)にしか存在しません。また、SFC修行で定番の沖縄(那覇)路線はたったの4往復便*4!これではほとんどファーストクラスの恩恵に与れないじゃないですか、やだー!

 

 

 

路線考察

取り乱しました。
ファーストクラスがあまり有用でないのなら、どの路線が良いでしょう?先ほどの区間マイル表を元に、獲得FOP路線トップ10を出してみましょう*5

羽田〜那覇  F 3352
羽田〜石垣  J 3092
羽田〜宮古  J 2947
羽田〜那覇  J 2564
札幌〜福岡  J 2340
沖縄〜小松  J 2320
沖縄〜名古屋 J 2179
羽田〜奄美  J 2131
羽田〜福岡  F 2102
札幌〜広島  J 2047

Fはファーストクラス、JはクラスJです。羽田〜那覇を多用したいのは山々ですが、F対象便が少ないために他の路線を検討せざるを得ません。
一方で、1日の便数を考えると、Fが使える福岡はとても多くて待ち時間の短縮が減らせます。1日の獲得FOPを多くするなら、福岡便を組み込むのが良さそうな気がしますが、はたしてどうなんでしょう。

 

 

条件確認

JAL国内線 - 乗り継ぎのご案内

上を参考にして今回も、乗り継ぎ時間は30分以上とします。往復が同じ機体なら乗り継ぎ時間が30分より短くても大丈夫でしょうが、機体の確認をいちいちするのは面倒くさいです。楽しましょう。

また、わたしが都内在住なので今回も羽田起点の話となります。運行時間は2016年10月現在のものを基本的には利用していますが、JALは(ANAも?)日によって発着時刻の変動が大きいので、実際の利用時には注意が必要です。

 

 

 

 

試案

※以下、無印はクラスJ。Fはファーストクラスのこととします※

羽田〜石垣

直行便が1日2往復あります。

JTA071 羽田→石垣  0640−1015

JTA070 石垣→羽田  1055−1330

JTA073 羽田→石垣  1415−1725

JTA076 石垣→羽田  1925−2200

全便とも1日に利用する事が出来ます。3092*4=12368FOP。

 

羽田〜宮古

直行便は1日1往復です。

JTA021 羽田→宮古 0650−1015

JTA022 宮古→羽田 2000−2225

往復の合間に、沖縄を経由してどこかを回る必要がありますね。

JTA556 宮古→沖縄 1055−1145

JTA573 沖縄→宮古 1825−1920 

この間の時間で往復できるのは伊丹だけです。

JAL2084 沖縄→伊丹 1210−1355

JAL2087 伊丹→沖縄 1455−1710

 合計(2947+789+2025)*2=11522FOP。まあまあですね。

 

 

羽田〜福岡

1日17往復便あります。ファースト設定はうち16往復。

JAL303 羽田→福岡F 0625−0815

JAL306 福岡→羽田F 0900−1035

JAL315 羽田→福岡F 1120−1310

JAL316 福岡→羽田F 1400−1535

JAL325 羽田→福岡F 1615−1810

JAL328 福岡→羽田F 1900−2035

1日3往復できますね。2102*6=12612FOP。石垣2往復より2レグ多い割にFOPはあまり増えません。

 

 沖縄〜小松

1日1往復。

JTA036 1120−1325

JTA037 1405−1645

 朝1番の羽田→沖縄ファーストを使うと、こんなプランに。

JAL901 羽田→沖縄F 0625−0920 3352FOP

JTA036 沖縄→小松  1120−1325 2320FOP

JTA037 小松→沖縄  1405−1645 2320FOP

JTA621 沖縄→石垣  1740−1845  943FOP

JTA076 石垣→羽田  1925−2200 3092FOP

                  計12027FOP

 石垣2往復の方が楽でもっと稼げますね。面白いけど、微妙。

 

 

札幌〜福岡

片道2*2便ありますが、往復するにはまず札幌にどうにかして行く必要があります。

ファースト設定路線の羽田〜札幌でもいいですが、時間が余るので伊丹経由にしてみますか。

JAL101   羽田→伊丹F 0630−0740 1240FOP

JAL2001 伊丹→札幌  0815−1000 1865FOP

JAL3510 札幌→福岡  1100−1345 2340FOP

JAL3515 福岡→札幌  1425−1635 2340FOP

JAL2016 札幌→伊丹  1750−1955 1865FOP

JAL136   伊丹→羽田F 2025−2130 1240FOP

計10890FOP

やはり、伊丹〜羽田はファーストでも対してFOPが稼げません。札幌福岡の往復は考えない方が良さそうです。

 

沖縄〜名古屋、札幌〜広島

運行便の時間的に、羽田起点だと無駄が多いです。

 

羽田〜奄美

福岡便を絡めてみます。

JAL303 羽田〜福岡F 0625−0815

JAL306 福岡〜羽田F 0900−1035

JAL659 羽田〜奄美  1215−1445

JAL658 奄美〜羽田  1530−1715

JAL329 羽田〜福岡F 1820−2010

JAL332 福岡〜羽田F 2100−2235

計 2102*4+2131*2=12670FOP

お、そこそこいいですね。

 

 

羽田〜沖縄

さて、国内最多FOPを獲得できる路線が満を持しての搭乗です。ファーストクラスの設定がある便をからめると、

JAL901F 0625−0920

JAL902F 1005−1215

JAL917  1300−1555

JAL916  1635−1845

JAL925  1940−2230

 計 3352*2+2564*3=14396

ANAと同様、通常の単純往復だと5レグ止まりで那覇泊が生じてしまいます。

ここで問題なのが復路です。

JAL900 0735−0945

JAL909 1105−1400

JAL910 1445−1655

JAL925 1940−2230

なんと、沖縄に戻ってきてしまうのです。おまけにファーストクラスには乗れずじまい。これではいけませんね?

一つ、手として上げられるのは羽田〜福岡路線の併用です。JAL910の後、JAL925に乗らずにこうします;

JAL900 沖縄→羽田  0735−0945

JAL909 羽田→沖縄  1105−1400

JAL910 沖縄→羽田  1445−1655

JAL329 羽田→福岡F 1820−2010

JAL332 福岡→羽田F 2100−2235

 計 2564*3+2102*2=11896FOP

初日に比べて2500FOPも少ないです。

また、仮に2日目に沖縄発で羽田まで2往復半、往路と同じようにF2回に乗れたとしても、3日間で得られるFOPは14396*3=43188。目標となる44000FOPには後一歩届きません。

 

 

 

結果発表

とまぁ、色々試算しましたが、王道である羽田〜沖縄路線の往復またはその変法では3日の解脱は出来ないようです。

4日かけての解脱であれば、方法はいくつも考えつきます。その中でもっともレグが少なくて済むのはこちらでしょう。

 

1〜3日目

JTA071 羽田→石垣  0640−1015

JTA070 石垣→羽田  1055−1330

JTA073 羽田→石垣  1415−1725

JTA076 石垣→羽田  1925−2200

4日目

JAL901 羽田→沖縄F 0625−0920

JAL052 沖縄→福岡  1020−1205

JAL314 福岡→羽田F 1300−1430

 計 3092*12+3352+1581+2102=44139FOP 

羽田〜石垣7往復14レグでは43288FOPでこちらも僅かに届きません。
また、3日目までで37104FOPだと残り6896。これを3レグで行えるトライアングル路線はJALの場合これだけです*6

4日15レグでの解脱完了。ANAのようなギャラクシーフライトがないのであれば、こんなところでしょう。

 

 

 

 

 

多分、これが一番楽だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2016/11/6追記:もっと楽なルートが発見されました) 

 

 

 

 

SFC部門


 

 

 

 

 

*1:ANAでいうところのPPにあたります

*2:かつ国内線15000FOP必要

*3:なお、JALには20代限定のESTカードがあり、こちらはFOPボーナスが更に2000ありますが、誰でも20代に戻れる方法が2016年現在に存在しないため、レギュレーション違反としてここでは扱いません

*4:しかも、2016年は10/30以降2往復便に減っています

*5:直行便のみ

*6:この路線の組み合わせの、他の発着時間のものはあります

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