※追記:ここで紹介しているCRECOですが、ポイントシステムが改悪されました。下記の記事も、併せてご参照下さい。
※追記終了
日常的にクレジットカードを利用する方が気になるのは、おそらくそのクレジットカードの還元率でしょう。
どのカードをどこで利用すれば一番還元率が良いのか、考え出すときりがありません。
そんな中、どのカード*1を利用しても還元率を0.1%上げる事が出来るサービスがあるのをご存知でしょうか。今回はそのサービスを提供するアプリ、CRECO(クレコ)について紹介します。
CRECO(クレコ)とは?
CRECOは、クレジットカードの利用明細を取得し、1つにまとめる事で、視覚的に見やすくするスマホアプリです。
クレジットカードを作ったら、webサービスに登録しますよね?その登録者情報(IDやパスワード)をCRECOにあらかじめ登録しておく事で、ボタン一つで全てのカードの明細を代わりに取得してくれます。確定した明細を月ごとに保存してくれますし、2〜3日の誤差はありますがクレカの利用情報をカレンダー形式にして表示してくれます。
普段複数のクレジットカードを利用している人にとっては、いちいちwebサービスにログインして明細を確認するという行動は手間です。しかし、CRECOを利用するとその手間を省いてくれます。万が一、クレカがスキミングされ不正に使用されたとしても、このアプリで定期的に確認していれば早くに気付く事も出来るでしょう。
CRECOの機能
ではCRECOの機能を、アプリの画面を見ながら確認しましょう。
ホーム
CRECOの基本画面で、ホームと呼ばれます。カレンダーになっていて、登録したクレジットカード毎に利用額を書き込んでくれます。日付の真下にある色つきの●がそれぞれのカードに対応しています。金額は日ごとの合算で、カレンダーの下部に利用したショップと金額が表示されます。
右上のカードマークを押すと、カード毎の使用額が分かります。
どのカードでいくら使ったかが一目瞭然ですね。
カードマークの右に明細取得ボタンがあり、押すと手動でクレカの明細を取得してくれます。この時、カードによっては追加認証画面が出てきます(ex;MIカード)のでご注意下さい。最近、自動取得モードが搭載されたので、起動ごとに押す必要は無くなっていくかもしれません。
オファー
おそらくCRECOは広告主からの広告料で、利用者への0.1%還元を賄っているのでしょう。
という推測はさておき、このオファーの画面では、広告主であると思われる数十種類のオンラインショップやクレジットカード発行などの案件があり、その画面経由でサービスを利用する事によってCRECOポイントを貯める事が出来ます。
例えば上記のわたしの例では、[肉寿司 六本木店]の利用でポイントが付くようです。どういう基準でオファーを選んでいるのかはいまいち謎です。
このCRECOポイントについては後述しますね。
お知らせ
各カードの月次明細を取得したり、アップデートなどの告知があったりするとここで確認出来ます。新しくお知らせがある場合には赤丸が付きますので、見かけたら確認しておきましょう。
メニュー
メニューでは上記以外のことが出来ます。
請求書
取得したカード明細書が月ごとに閲覧出来ます。残念ながら印刷は出来ません、プリンタにWi-fiで送信して印刷出来ればもっと良いんですけども。
ポイント
現在のCRECOポイントを確認出来ます。このポイントはここで6種類の電子ギフトに交換申請出来ます。
カード管理
現在登録しているカードの確認と、カードの追加・削除が行えます。
着せ替え
背景の色を変える事が出来ます*2。
アカウント
自分のアカウント情報を確認・編集出来ます。
設定
アプリ起動時に必要*3なパスコードの設定や、アプリの通知設定などを行えます。パスコードを設定しておくと、アプリの起動毎にコード入力を要求され、セキュリティレベルが上げられます。
FAQ
各種FAQです。
改善報告・バグ報告
メールを直接送れます。
応援メッセージを送る
アプリストアにアクセスします。そこで評価をして欲しいようです。
シェアする
アプリをシェアします。
利用規約
CRECOアプリの利用規約を確認出来ます。
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーを確認出来ます。
機種変更
スマホの機種変更をした際、ここで設定しないとポイントや明細情報が新端末に引き継がれませんのでご注意下さい。詳しい引き継ぎ方法はFAQに記載がありますので、機種変時は必ず確認してくださいね。
初期化
データの引き継ぎの際に、アプリが初期化されている必要があります。
以上が、CRECOで出来る事の一覧です。
CRECOポイントについて
価値は1CRECOポイント=1円
CRECOポイントは前述の通りAmazonギフト券や、PeXギフトコードなどの電子ギフトに交換する事が出来ます。2017年2月現在、交換可能なギフトは、
- PeXポイントギフト
- Amazonギフト券
- nanacoギフト
- EdyギフトID
- NET CASH
- Vプリカ
の6種類です。なお、アプリのリリース当初は高額商品との交換も可能でしたが、そのキャンペーンは終了しています。
交換には最低500ポイントが必要で、500ポイント単位でしか交換出来ません。また、アプリを登録した翌々月からしか利用出来ないので注意が必要です。
マイラーであれば、PeXを経由してANAマイルに交換するのが常套手段となりそうです。PeXについては、こちらの記事で解説しています。
CRECOポイントの貯め方
CRECOポイントの貯め方はいくつかあります。
クレカの利用
クレジットカードの利用で貯めるのが基本となります。CRECOでは毎月のクレジットカード使用明細を取得すると、その利用額に応じてCRECOポイントが付きます。付与率は1000円につき1ポイント、1000円未満は切り捨てです。
残念ながら1ヶ月の付与上限があり、1000ポイントまでとなっています。したがって月間100万円以上利用すると還元率としては0.1%を下回ってしまいますのでご注意下さい。
クレジットカードの登録
CRECOにクレジットカードを1枚登録する毎に、30ポイント付与されます。陸マイラーは毎月のようにクレジットカードを作成発行しますから相性が良いですね。2017年2月現在250種類以上のクレカに対応していますし、随時追加もされています。年会費が発生する前に解約する場合は、CRECOに登録してからにすると良いでしょう。
オファーの利用
オファーを経由してショッピングなどの案件をこなす事でポイントが付与されます。付与されるポイントは案件ごとに異なり、固定額がもらえるものと、利用額に応じたパーセンテージで付与されるものがあります。
アンケート回答
オファーの中にはアンケートが含まれている場合があります。
貰えるポイントは少ないですが、アンケートは見つけ次第やるべきです。というのも、CRECOの欠点である有効期限を伸ばす事が可能だからです。
CRECOの欠点
ポイントの有効期限が短い
CRECO最大の欠点はCRECOポイントの有効期限の短さにあると考えます。というのも、ポイントの有効期限が1年なんですよね。
Q:ポイント有効期限はありますか?
A:インストール月から1年間が有効期限となります。
(FAQより抜粋)
500ポイントから交換可能ですから、全てクレジットカードの利用で賄うなら50万円単位の利用が必要です。この時、端数は全て切り捨てられてしまうので、実際の還元率は0.1%を下回ることが多いと考えられます。
しかし、この有効期限を伸ばす方法が存在します。それが、オファーの利用です。
オファーを利用すると、それによってポイントを取得した月からまた1年後が有効期限となります。
Q:ポイント有効期限は延長できますか?
A:有効期限内に1度でもオファーポイントを獲得すれば、有効期限は延長されます。ポイントバックされた日から1年後の月末まで延長です。
(FAQより抜粋)
そして、手っ取り早いオファーとして、前述した「アンケート」が有効です。オファーの欄にあることからわかりますが、アンケートに答えるだけでポイントの有効期限を伸ばす事が可能となります。
アンケートは不定期に出現しますので、見つけ次第必ず回答しておきましょう。
交換に必要な最低ポイントが大きい
繰り返しになりますが、CRECOポイントは電子ギフトに交換出来ます。しかし、交換に必要な最低ポイントは500。これはクレカを17枚登録するか、クレカ決済50万円に相当します。
ポイント付与率が低いために仕方ない事ですが、もう少し利用しやすくなれば良いのになと思います。
CRECOの欠点としておきながらポイントの話ばかりですいません。
しかし、アプリそのものとしての機能は、わたしは特に不満を感じていません。
確かに、明細確認の度に死蔵カードの選択ボックスを外さなきゃいけない点や、オファーの店舗にいまいち魅力を感じない点など、欠点はあります。
しかし、CRECOの本来の目的である、「利用明細を簡単に確認する」ことに関して言えば、十分にその機能を果たしているといえるでしょう。
安全性は?
web明細を代理で取得する以上、個人情報の漏えいは懸念事項として上がります。
この点に関して、CRECOは「明細取得時のみ通信し、端末内に明細を保存する」という方法で漏えいを防いでいるようです。この点は、同系統のサービスである「マネーフォワード」とは異なりますね。
100%とは言えませんが、わたしに関して言えば、利用して8ヶ月以上経過しますが特に問題は発生していないです。
その他
ダウンロード
みずほダイレクトアプリと連携
みずほダイレクト連携開始のお知らせ | CRECO クレジットカードの利用明細をお得にまとめるアプリ
基本的にCRECOはクレジットカードの明細しか確認出来ず、銀行口座の残額確認などは出来ません。
しかし、みずほ銀行に限り、みずほダイレクトアプリを利用している場合は連携して口座情報を確認出来るようになりました。
まとめ
CRECO(クレコ)について、機能やメリット・デメリットを述べてきました。
サービス開始からもうすぐ1年。少しずつ改善を繰り返しており、明細確認アプリとしての機能はもちろんのこと、少しでも得をしたいと考える全ての人に有用なアプリだと個人的に思います。
無料アプリですし、使って損をする事はないはずですので、お試しで利用してみてはいかがでしょうか。
※追記※
2017/5/1、ポイントシステムが改悪されました。
内容については以下の記事を参考にしてください。
参考
わたしは貯めたCRECOポイントをPeX経由でANAマイルに交換しています。
他のマイルの貯め方に興味がある方は、こちらから。