ダイヤモンドは、1年間+アルファの輝き・・・
前置き
(この記事は、以前の投稿の続きに当たります。そのまま読み進めても問題ありませんが、先に目を通して貰った方がより楽しめると思います)
日本SYUGYO学会では以前より、いかに手早く、いかに楽にJGCやSFCといった、上級会員資格を取得出来るか、ということを日夜研究しています。
しかし、ご存知の通り、上級会員と言えるAMCプラチナまたはJMBサファイアには、まだその上のランクがあります。
それが、ダイヤモンド階級です。
サービスはAMCプラチナやJMBサファイアよりも更に高い最上級。誰でも一度は夢見る遥かな高みです。
当然、こんなステータスを取得するには、SFC/JGC以上の修行を必要とします。
しかし、これらのステータスも実は楽に取得出来るのでは無いか、という、ある種当然の疑問が浮かびますよね?
日本SYUGYO学会もその疑問に回答すべく、様々な研究を行ってきました。今日は、その研究の成果を是非、発表したいと思います。
AMC部門
ANAの場合、ダイアモンド資格を取得するには1年で100000PPが必要となります*1。
ギャラクシーフライト有効案
深夜の沖縄往復特別便である、ギャラクシーフライト。夏季限定の路線を利用するために普遍的なプランではありませんが、利用出来た場合には全プランの中で最も楽にダイヤモンド資格を取得する事が可能です。
詳細は上の記事にある通りですが、
初日〜4日目
①NH89 羽田→石垣 0725−1055 4072PP
②NH90 石垣→羽田 1130−1425 4072PP
③NH477 羽田→那覇 1555−1820 3352PP
④NH476 那覇→羽田 1915−2140 3352PP
⑤NH999 羽田→那覇 2255−2540 3352PP
⑥NH1000 那覇→羽田 0330−0550 3352PP
5日日
㉕NH89 羽田→石垣 0725−1055 4072PP
㉖NH90 石垣→羽田 1130−1425 4072PP
㉗NH477 羽田→那覇 1555−1820 3352PP
㉘NH476 那覇→羽田 1915−2140 3352PP
計(4072*10+3352*18)=101056PP
5日間28レグでの解脱が可能となっています。
5日間で最上級会員ですよ?楽以外の言葉が見つかりません!
常時案
前述の通り、最速案は期間限定のキャンペーンフライトを利用しています。翌年度も同様のキャンペーンがあるとは限らないため、通常路線だけでの飛行プランが必要となります*2。
そんな中発見されたルートを応用するとこうなります。
1〜6日目
ANA993 羽田→那覇 0640−0930 3352PP
ANA994 那覇→羽田 1015−1230 3352PP
ANA65 羽田→新千歳 1300−1430 1930PP
ANA4726 新千歳→羽田*3 1500−1640 1420PPANA1097 羽田→那覇 1715−2000 3352PP
ANA478 那覇→羽田 2045−2300 3352PP
計 (3352*4+1930+1420)*6=16758*6=101448PP
6日36レグでの解脱が可能です。
こうしてみると、ギャラクシーフライトの偉大さがすごくよく分かりますね。
ANAの場合、資格取得のために必要なPPを楽に貯めるキャンペーンなどが存在しないため、ギャラクシーフライト利用案が現状最速と考えられています。ここ2年キャンペーンが続いており、また利用客が増えている事から2017年もキャンペーンが続行される可能性は高いと思います。
2017年のAMCダイヤモンドを目指す方は是非、夏休み期間での資格獲得を検討してみてください。
JMB部門
一方JALの場合、 ダイヤモンド階級取得の方法は2種類あります。
回数部門
搭乗回数で取得する場合の条件は、
1暦年で120回搭乗*4かつ35000FOPであること、です。
この記事にある通り、2日25レグの繰り返しがもっとも楽です。
初日・3日目・5日目・7日目・9日目
①JAL641 羽田→鹿児島 0625−0825
②JAC3781 鹿児島→喜界島 0900−1015
③JAC3830 喜界島→奄美 1040−1100
④JAC3831 奄美→喜界島 1125−1145
⑤JAC3832 喜界島→奄美 1210−1230
⑥JAC3861 奄美→与論 1310−1355
⑦JAC3856 与論→沖永良部 1420−1445
⑧JAC3850 沖永良部→奄美 1510−1545
⑨JAC3843 奄美→徳之島 1605−1640
⑩JAC3844 徳之島→奄美 1705−1735
⑪JAC3680 奄美→福岡 1755−1915
⑫JTA065 福岡→沖縄 2035−2215
2日目・4日目・6日目・8日目・10日目
⑬JTA551 沖縄→宮古 0725−0815
⑭RAC891 宮古→多良間 0930−0955
⑮RAC892 多良間→宮古 1025−1050
⑯RAC833 宮古→石垣 1135−1210
⑰RAC743 石垣→与那国 1235−1310
⑱RAC744 与那国→石垣 1340−1415
⑲RAC834 石垣→宮古 1445−1515
⑳RAC897 宮古→多良間 1540−1605
㉑RAC898 多良間→宮古 1630−1655
㉒RAC837 宮古→石垣 1720−1755
㉓RAC838 石垣→宮古 1840−1910
㉔RAC804 宮古→沖縄 1935−2030
㉕JAL922 沖縄→羽田 2050−2300
10日目を最後までやると125レグとなり、5レグ余りますので、9・10日目はここに示したルート以外を選択しても良いと思います。1日10レグの案はいくつか既に検討していますからね。
35000FOPもJAL特有の初回搭乗5000FOPプレゼントキャンペーンを加えると2日25レグのセット*4+αで達成可能となっています。
しかし、残念ながら、1日で20レグを乗る方法が2016年11月現在発見されていないため、必然的に解脱は9日目では達成不可能で、10日目を迎える事になってしまいます。10日120レグ。回数修行ではこれが最短ですが、やはりどうしても時間がかかってしまいますね。この案でJALダイヤモンド階級を目指すのは楽とは言えないようです。
FOP部門
もう一つの取得条件は、
1暦年で100000FOPを獲得する、というもの。
FOPに関して、この記事の中で1日獲得可能最大FOPについて解説しています。
①JAL901 羽田→沖縄F 0625−0920 3352FOP
②JAL902 沖縄→羽田F 1005−1215 3352FOP
③JAL319 羽田→福岡F 1310−1510 2101FOP
④JAL320 福岡→羽田F 1600−1735 2101FOP
⑤JAL329 羽田→福岡F 1810−2010 2101FOP
⑥JAL332 福岡→羽田F 2100−2230 2101FOP
計15108FOP
これが、JAL国内路線を利用した際に獲得出来る最大理論値です。
お気付きのように、JALはファーストクラス設定路線が少なく、ANAに比べて1日獲得FOP量が少なくなっています。JALは前述のFOPボーナスキャンペーンがあるため、サファイア会員資格の取得には大きな影響はありませんでした。
しかし、ダイヤモンド会員資格の取得ともなればそうも言っていられません。残念ながらこのルートを利用しても6日で90648FOP。キャンペーンボーナスなどを入れても10万には届かず、修行が7日目へと突入してしまうのでした。
この問題を学会では、安息日に休めないことになぞらえて「神の休日出勤問題」と命名して、その解決に力を注いできました。
そして今回、2017年のキャンペーンが決定した事で、その問題はついに解決される事が判明したのです。
「神の休日出勤問題」の解答
その答えの鍵は、
「お好きな1カ月間いつでも JALグループ国内線FLY ON ポイント2倍キャンペーン」
にありました。
わたしの手元には連絡が届いていないので詳細はid:tonogataさんの記事を参照してもらうとして、要約しますと、
- 2016年にJMBクリスタル以上の資格を取得した会員なら
- 2017年4月以降の任意の1ヶ月間
- 国内線の路線マイルが2倍でFOP計算される*5
となります。
例えば、羽田〜沖縄のファースト路線運賃1搭乗だと、
区間マイル984*ファーストクラス1.5倍*国内線2倍*キャンペーン2倍+400ボーナス
=6304FOPとなるわけですね。
これを先ほどの、1日獲得最大FOPルートに当てはめて計算すると、
1〜3日目
①JAL901 羽田→沖縄F 0625−0920 6304FOP
②JAL902 沖縄→羽田F 1005−1215 6304FOP
③JAL319 羽田→福岡F 1310−1510 3802FOP
④JAL320 福岡→羽田F 1600−1735 3802FOP
⑤JAL329 羽田→福岡F 1810−2010 3802FOP
⑥JAL332 福岡→羽田F 2100−2230 3802FOP4日目
⑲JAL901 羽田→沖縄F 0625−0920 6304FOP
⑳JAL902 沖縄→羽田F 1005−1215 6304FOP計(6304*2+3802*4)*3+6304*2=27816*3+12608=96056FOP
と、初回搭乗ボーナス5000FOPを加えて20レグ目で10万FOPを超える事が可能となります。⑲⑳は運賃1の羽田石垣便Jクラス往復でも可能ですが、いずれにせよ、4日20レグでのダイヤモンド解脱が可能となりました。
ただし、このキャンペーンにエントリーするには、2016年のうちにJMBクリスタル以上の資格を取得する必要があります。
クリスタルの取得条件は1暦年で30000FOP獲得、または、1暦年で30回搭乗です。
1日で24000FOP*6を獲得する手段も、ましてや1日で30レグ搭乗する手段も、2016年現在まだ発見されていませんので、クリスタル資格の取得には最低2日必要です。
したがって、全体で見るとダイアモンドを獲得するには年を跨いで2+4の6日が必要となります。
2日をかけて24000FOPを獲得するもっとも楽なプランは羽田〜石垣2往復です。
1〜2日目
JTA071 羽田→石垣 0640−1015
JTA070 石垣→羽田 1055−1330
JTA073 羽田→石垣 1415−1725
JTA076 石垣→羽田 1925−2200 3092*4*2=24746FOP
りそなJALスマート口座開設ボーナス1000FOPを入れる事で、30000を超えますね。
つまり、以上の話をまとめると、
1年目
1〜2日目
①JTA071 羽田→石垣 0640−1015 3092FOP
②JTA070 石垣→羽田 1055−1330 3092FOP
③JTA073 羽田→石垣 1415−1725 3092FOP
④JTA076 石垣→羽田 1925−2200 3092FOP計 3092*4*2=24746FOP
+初回搭乗5000+りそな1000FOPボーナス
2年目
1〜3日目
①JAL901 羽田→沖縄F 0625−0920 6304FOP
②JAL902 沖縄→羽田F 1005−1215 6304FOP
③JAL319 羽田→福岡F 1310−1510 3802FOP
④JAL320 福岡→羽田F 1600−1735 3802FOP
⑤JAL329 羽田→福岡F 1810−2010 3802FOP
⑥JAL332 福岡→羽田F 2100−2230 3802FOP4日目
⑲JAL901 羽田→沖縄F 0625−0920 6304FOP
⑳JAL902 沖縄→羽田F 1005−1215 6304FOP計(6304*2+3802*4)*3+6304*2=27816*3+12608=96056FOP
+初回搭乗5000FOP
と、6日28レグでのダイヤモンド取得が出来るという結果になりました。
6日間かかってしまうものの、AMCダイヤモンド修行のギャラクシーフライト有効案と同じ、28レグでの到達が可能です。これも十分、楽なプランであると言えますよね。
めでたく6日で解脱出来る事になり、神様も安息日を迎えられて思わずニッコリ。
2016年、JGCクリスタルを取得された方は、そのまま一気にサファイアまで取ってしまう方も多いかと思いますが、2017年に一旦修行を持ち越してもっと楽に最上級会員を獲得する方法もありますよ!
さぁ、みなさんも、目指せダイヤモンド会員!
多分、これが一番早いと思います。